男性不妊症
はじめに(男性不妊症)
最近、不妊症で悩む方が、最近多くなってきています。メディアでも精子の数の減少が、取りざたされており、その原因として、環境ホルモン等が原因ではないかといわれています。昔は、不妊といえば女性のほうに原因があるとされてきましたが、じつは男性不妊症が、原因のことも多いことがわかってきました。しかし、現在のところ男性不妊の原因は、不明な事も多いのも事実です。
診断方法は、精管造影、染色体検査、精巣生検、ホルモン検査などを行って、原因を探ります。治療法としては、最近では、精液内に精子が認められない症例でも、精巣内に精子の存在が認められる場合、精巣内の精子を取り出しそれを人工授精する方法も開発され、不妊で悩む方に、治療の可能性が高くなってきました。不妊の原因は不明なことが多いのですが、最新の情報に従い、対処していきたいと思います。
診断の手順
まず、男性不妊が疑われる場合に、まず、精液検査を行います。乏精子症や無精子症が認められた場合、血中の造精機能の関与するホルモン濃度の検査や時によっては、患者様の同意のもと、遺伝子検査によって、染色体などの異常を調べることがあります。また精巣の生検術を行い、実際の精巣の内部を調べることもあります。精巣から精子を輸送する働きのある、精管の閉塞を疑う場合、精管造影を行います。患者様に対する検査は必ず、皆様の同意の下に、秘密を厳守しております。安心してご相談に来てください。