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人と動物の共生SYMBIOSIS

動愛法の基本理念である「人と動物の共生」とは、人間社会の中における動物をそれぞれの役割に応じて適正に取り扱うことを意味する。すなわち、動物実験や家畜等の利用も合理的な目的に応じた適正な動物の取り扱いがなされるならば、人と動物の共生のひとつのあり方である。

動物に人と同様な権利を認めることに直ちにつながるのではなく、実験動物もその合理的な目的と社会的役割に応じて適正に取り扱い利用する事で共生がはかられると考えられる。

動愛法第2条(基本原則)

「動物が命あるものである事をかんがみ、何人も、動物をみだりに殺し、傷つけ、又は苦しめる事のないようにするのみでなく、人と動物の共生に配慮しつつ、その習性を考慮して適正に取り扱うようにしなければならない。」と規程されている。実験動物も、この基本原則に準拠しなければならないが、その合理的な目的と社会的役割に応じて適正に取り扱い、利用する事で、人と実験動物の共生は可能である。