Fifteenth Annual Dysphagia Research Society Meeting

  March 8-10, 2007

  Vancouver, British Columbia, Canada

2007年3月8日から10までの3日間に渡り,Dysphagia Research Society (DRS)の学術集会が開催されました.

開催地はCanadaのVancouverでした.

開催中はあいにくの雨続きでしたが,天候とは対照的に会場(Haytt regency)での討議は非常に活発でした.

日本からの参加者も,例年,増えてきている印象でした.

藤田保健衛生大学からは,才藤教授を筆頭に,尾関医師,横山医師,都島歯科医師,岡田ST,重田STが参加しました.

 

パネルディスカッションでは「慢性嚥下障害の管理と寿命」,「嚥下困難における咽頭と食道の相互作用」,「脳損傷後の嚥下リハビリの役割」などのテーマで議論がなされました.

才藤教授は,日本大学歯学部の植田教授とともに「Oral Hygiene Intervention for Patients with Chronic Dysphagia:The Japanese Experience」を発表されました.

日本での慢性期摂食・嚥下障害の現状と未来,歯科医の重要性について議論されました.

その他,藤田リハからは,ポスターにて発表をしてきました.

(後記,「藤田リハからの演題」をご参照ください.)

 

学会では観光ツアーも組まれ,雨の中,Vancouverの魅力を堪能してきました.

ツアー以外にも,学会の空き時間を利用し,観光を楽しみました.

 

夜はJohns Hopkins大学のPalmer教授,およびスタッフの先生方とお酒を飲みながら交流を楽しみました.

私たちと親交の深い,東京医科歯科大学の先生方とも,ご一緒しました.

国内外を問わず,様々な先生方と交流を深められるのが,とても魅力です.

そして,体調を崩し,食事会に参加できなかった横山先生には申し訳なかったですが,おいしい食事に,みんなで感激していました.(横山先生,残念っ!!!!)

 

ホテルから空港まで,大胆にもリムジンで移動をしました.

プチセレブ気分を味わい,楽しい学会は終了しました.

来年度は,South Carolinaで開催予定です.

また,みんなで参加したいと思います.

 

藤田リハビリ部門からの講演・発表演題

<パネルディスカッション>

・Saitoh E, Ueda K : Oral Hygiene Intervention for Patients with Chronic Dysphagia : The Japanese Experience.

<ポスター発表>

・Yokoyama M, Baba M, Saitoh E, Fjii W, Kanamori D ,Palmer JB : Occurrence of Isolated pharyngeal swallow during eating ; Comparison between healthy elderly and hemispheric stroke patients.

・Ozeki Y, Baba M, Saitoh E, kagaya H, Yokoyama M, Kanamori D, Ozaki K : Needle EMG of dysphasic patients due to brainstem disorder -Approaching technique for SPC and GP- .

・Okada S, Saitoh E, Shigeta R, Yokoyama M : Rehabilitation outcome of NPO elderly with chronic CVA : Dissociation between swallowing function and eating status.

・Shigeta R, Baba M, Tsushima C, Okada S, Saitoh E : Can we change the swallowing pattern of sequential water drinking?

・Tsushima C, Baba M, Saitoh E, Shigeta R, Okada S, Uematsu H : Physiology of sequential water drinking -reconsideration of observation methods and swallowing patterns.


藤田リハ部門(全体)topに戻る / 業績topに戻る

2007/4/16 Ozeki.Y (Layout by Kohno.M)