研修を振り返って

城北病院 リハビリテーション科 笛吹 亘先生

2004年10月〜2005年3月まで藤田保健衛生大学リハビリテーション医学講座にて、2005年4月〜2006年6月まで七栗サナトリウムリハビリテーション科にて研修をさせて頂きました。

私の場合、初期/後期研修を現在の病院で行い、そのまま同病院の内科医として働いておりましたが、その病院で回復期リハ病棟開設、リハ科新規開設することになり、これを期に、当院でのリハ医として新たにやっていこうと決意し、その研修として藤田リハにてお世話になりました。

現在は元の病院に戻り、リハ医として診療を行っております。

それまで全く藤田リハとのご縁がなく、加えて私の研修は突然で急なお願いでしたが、才藤教授に快諾いただきスムーズに始められました。感謝しております。ありがとうございます。

リハ医学、リハ医療について本格的に携わること行うことは初めてであり、今から思うとリハというものをよく分かっていないままスタイルは内科医のままでの研修開始でした。

当然、戸惑うことも多々ありました。リハビリテーションの医学、医療、教育、研究を目の当たりにし、大きなカルチャーショックがありましたが、今の私のリハ診療の大きな糧となっています。七栗サナトリウムにて長く研修させて頂きましたが、ここでの研修で実際の回復期リハでのチーム医療、リハ医としてのスタイルを教えていただきました。診療場面での些細な疑問点なども現場で教えていただきました。これまで、臨床研究や文献的に深く掘り下げるようなことを行ったことなどあまりなかった私ですが、園田教授を中心に御指導頂き、臨床研究について1つのテーマを持ち、まとめることもさせて頂きました。大きな自信となりました。

全体を通して、先輩医師から指導、Therapistなどのコメディカルとのやりとり、医局でのたわいもないやり取りなど一つ一つが今の私の大きな力となっています。リハについて何も分かっていないところから始めた私ですが、リハ現場の医療からリハビリのポリシーやリハから現在の医療をみる高い目線なども学ばせていただいたと思います。

2007.5.4