平成20年度
- 2月にマイオスタチン阻害と筋ジストロフィー治療に関連した論文が、FASEB J.に掲載されました。
- 4月から、東京大学大学院総合文化研究科から常陸圭介氏が助教として教室に加わりました。
- 6月から、秘書の中島さんが加わりました。7月から、研究補助員の佐藤さんが加わりました。
- 6月12~16日に米国New York開催のControl Release Society Annual Meetingに参加。
- 7月に、米国カリフォルニア洲で開催された第7回国際BMP(骨形成因子)学会に参加。FOPの発見者であるペンシルバニア大学のF.Kaplan博士と知り合うことが出来ました。FOPは、BMP受容体であるactivin receptor-like kinase 2 (ALK2) の変異で生じます。
- 8月22日大阪開催のアデイポサイエンス研究会『アデイポサイエンスと臓器間クロストーク』で招待講演
- 9月には、ナノテクノロジーを抗がん剤のDDSに応用する研究の成果(産総研, NECとの共同研究)がP. N. A. Sに掲載されました。研究内容は、「がんの新薬」としてプレスリリースされ、NHKの午後7時の全国版のテレビニュースや日経新聞等各種メデイアで、学校法人 藤田学園 藤田保健衛生大学 と 産総研 の研究成果として紹介されました。具体的には、カーボンナノ粒子を用いて、光照射に反応して活性酸素を発生して腫瘍細胞を死滅させる治療法(光線力学療法)と温度上昇によって腫瘍細胞を死滅させる治療法(温熱療法)を併用したがんの治療法を開発しました。
- 9月24~29日にスペイン・バロセロナで開催されたFirst EMBO Myogenesis Conference 2008 に参加し、骨格筋内に存在する間葉系前駆細胞の解析を発表しました。
- 10月3~5日に、ドイツ・ニュルンベルグで開催された国際学会Ehrlich IIに土田教授が招待され、講演を行ないました。Paul Ehrlich博士の1908年のノーベル生理学・医学賞受賞の100周年を記念した学会でした。Ehrlich博士は、現在でも使用されるEhrlich試薬の開発、特効薬 (Magic bullet) や化学療法 (Chemotherapy) の概念の提唱、血液脳関門の発見など幾多の成果を残した研究者です。
- Recent Advances in Skeletal Muscle Differentiationの刊行に数年前より関わっていましたが、ようやくreleaseされました。
- 2008年12月9~12日に神戸で開催されたBMB2008(第31回日本分子生物学会年会 第81回日本生化学会大会 合同大会)に参加し、発表。
- 村上助教(JSTさきがけ研究者兼任)が、2009年1月より、世界トップレベル拠点プログラムの京都大学物質―細胞統合システム拠点(iCeMS)へ移籍することになりました。
- 2月6日に藤田保健衛生大学総合医科学研究所で今年度の研究成果発表会が開かれました。各部門ごとにスタッフが発表をし、活発な討論が行われました。
- 平成20年度は短期大学衛生技術科と医療科学部臨床検査学科から卒論学生を受け入れて指導を行ないました。