研究部門について
藤田医科大学 総合医科学研究所 難病治療学研究部門は、平成4年に治療の確立していない難病に対する共同研究部門として創設され、永津俊治教授(本学名誉教授)が就任して発足した。
平成17(2005)年4月より、新しい研究体制となった(土田教授)。本研究部門は、神経・筋難病や肥満・糖尿病に関する分子医学的な治療研究を行なっており、モデル動物を用いた難病の治療法開発、筋萎縮抑制のための様々な手法の開発、微量にしか存在しない前駆細胞の単離技術と再生医療、ナノテクノロジ-などの先端的な手法を積極的に導入し、特色のある研究を展開している。
疾患としては、筋ジストロフィー等の神経筋疾患、脂肪細胞の動態と肥満、筋肉が骨化する疾患「進行性骨化性線維異形成症 (FOP)」、記憶・不安障害、 癌等の難治性疾患を幅広く対象とした研究を推進させている。