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小児外科
研修医の先生へ

 藤田保健衛生大学小児外科では小児外科を志す若い医師を全力でサポートします。
興味のある研修医の先生、学生のみなさんは気軽に研修・見学にお越しください。
短期から長期までご希望に沿ったプランをご提供いたします。
気さくな医局長があなたの進路相談にも応じますので、お気軽にご相談ください。


お問い合わせ先
藤田保健衛生大学医学部小児外科学講座
医局長:安井稔博
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
TEL:(0562)93-9247
FAX:(0562)93-1951
e-mail: fujitapedsurg@icloud.com


1.少子化が叫ばれる中、なぜ小児外科が必要か?

 厚生労働省は2012年の診療報酬改定で増加する高齢者医療の対策として在宅医療を強化する方 針を打ち立てました。高齢者は今後増える一方であり、患者数増加により医師の需要も見込まれ、若い医師も在宅医療に興味を持ち始めています。では、少子化が叫ばれる今、なぜ小児外科が必要か?確かに出生数は 1973年以後減少傾向にあります。しかし、日本小児外科学会に登録された新生児の手術数は2008年には1964年の5倍以上の件数が行われています。新生児のうち特に体重2.5kg未満の低出生体重児の手術件数の割合は年々増加しているにも関わらず、その死亡率は徐々に低下しております。このことは,小児外科の専門機関での診断・治療を希望する人が増えており、かつそれに応えるべく多くの小児外科医および関連部門の弛まない努力を反映した結果と考えられています。小児疾患は稀であり、経営上採算があわず軽視(他病院へ送る、診療をしないなど)される傾向が表れています。事実、最近では愛知県内の研修指定病院クラスの大病院からの紹介・搬送が増えてきています。少子化の今だからこそ、貴重な子ども達の未来を支えたい、1人でも多くの子ども達を救いたい。そんな思いで小児外科医たちは日夜頑張っています。少子化に加え、愛知県内の小児外科医そのものも高齢化してきており、当地区の若い先生方への期待は今後増していくものと思われます。


2.小児外科医は小児外科医療にしか進めないの?

 そんなことはありません。前述したように当院における小児外科研修では体重数百グラムの赤ちゃんから、成人に達した小児外科疾患患者さんや重症心身障害児(者)の方々まで、実に幅広い年齢の多くの疾患の経験が積めます。脱腸(鼠径ヘルニア)、でべそ(臍ヘルニア)といった日常疾患はもちろん、生体肝移植の周術期管理などの重症管理の経験も同時にできることが大きな魅力なひとつです。現在愛知県において、ひとつの科においてこれほどの内容が同時に研修できる施設は数少ないと思われます。これらの経験は、いずれ開業される方にも大きな財産となり、新生児の管理や重症患者の管理を学んでいれば、その後に他科へ進む方にとっても大きな自信となります。実際、小児外科医として勤務の後、小児科や外科で開業したり、老人医療に携わったりする方も見られます。余談ですが、小児外科では熱心な若いご両親への病状説明が多く、その説明も丁寧に行われるため、医師患者関係の確立や昨今重視されるインフォームドコンセントの手法が自然と身につきます。


3.外科には興味がありますが、臓器別の希望が絞れません。

 そういう声をよく聞きます。成人も含めて現在の医療はその専門性が高くなっています。そのため、臓器別の講座に分かれている大学がほとんどです。もちろん希望の臓器がある方はその希望を重視してください。しかしながら、医療の対象は臓器ではなく患者様です。小児外科では、まずあらゆる年齢層のあらゆる疾患を経験していただけます。もちろん稀な疾患もあり、全ての方に全ての疾患が経験できるとは限りません。実際に専門医の中でも、未だに経験の無い疾患は多くあります。その希少性も魅力のひとつですが、その経験の中から自分にあった専門をさらに追及することも可能です。具体的には小児呼吸器外科、小児肝胆道外科、小児腫瘍などです。もちろん統合外科ですので、希望の臓器を追求したければ、統合外科の他科で研修することも可能です。


4.小児外科を極めたいのですが。

 まずは日本小児外科学会が認定する専門医を目指しましょう。そのために統合外科との連携で外科専門医を取得していただき、あわせて小児外科専門医取得のための臨床実績を積んでいただきます。当科では十分な症例数が確保され、早期に専門医を取得することができます。肝移植に関しては日本移植学会の認定する移植認定医の取得を目指します。小児がんに興味があれば、小児がん認定外科医の取得も可能です。現在当科では厚生連海南病院、蒲郡市民病院、豊川市民病院、西尾市民病院、大同病院においても外来医師として小児外科診療を行っており、大学での高度かつ最新の医療だけでなく地域医療にも力をいれております。このように、幅広い分野から自分の興味に合ったものを追求していただくことができます。




以下に研修に関する説明を詳述します。


小児外科における初期研修

 当院における初期臨床研修は当大学病院の研修プログラムに乗っ取り、行っていただきます。詳細は下記藤田保健衛生大学病院ホームページ内の初期臨床研修医募集の項を参照下さい。
http://www.fujita-hu.ac.jp/HOSPITAL1/medical/intern.html

 また、個々の希望に応じて研修科を選択できることが当院の研修プログラムの特徴であり、初期研修期間中でも希望に応じて3ヶ月まで小児外科研修を選択することができます。

小児外科初期臨床研修プログラム(PDF/111KB)

小児外科における後期研修

 当病院における後期研修では小児外科医としての研修を指導医、専門医のもとで経験できます。現在は鈴木達也教授のもと、外科医としての一般的な外科手術手技の習得、小児外科医としての専門性ある医療はもとより、生体肝移植術を診療していることにより成人も含めた術後管理、肝臓外科手術手技、集中治療による重症管理を習得できます。また、臓器別となってきている現在の一般的な成人外科領域とは異なり、ほとんどの臓器を扱っていることも大きな魅力です。このように、子供から大人まで広く扱えること、心臓、脳以外の臓器を幅広く扱っていることより真のgeneralistを目指して頂けます。
 専門性に関しても、卒後約5年で日本外科学会専門医、約8年で日本小児外科学会専門医を取得することを目標に症例を経験して頂きます。


小児外科手術

 当科では小児外科指導医2名が在籍しており、手術の際は指導医が必ず立ち会うシステムをとっております。このため基本に即して、また症例によっては先進の手技で手術技術を習得して頂けます。


研修コース

 各先生方の希望をもとに、研修コースを作成することが可能です。以下に示すものが基本コースですが、希望に応じてオーダメードも可能ですので教授、科長と話合いながら決めていくこともできます。


1.大学院選択コース

 藤田保健衛生大学大学院医学研究科(博士課程)は2006年より社会人大学院を採用しておりますので、当院での助教としての収入を得ながら大学院生としての教育を受けて頂くことが可能です。
 まず2年間は通常の臨床研修を受けて頂きながら、平行して大学院の講義を受けて頂きます。その間に教授と相談の上、研究テーマを決めスケジュールを組みます。大学院3年目からは臨床研修と平行して、またはベッドフリーとして研究をして頂き、博士論文の作成を行い卒業時に甲種医学博士号を取得することができます。
藤田保健衛生大学 社会人大学院では
入学金 15万円
授業料 80万円(1年間)
の費用を負担して頂きます(2018年度)。

大学院について(外部サイト)


2.臨床専攻コース

 原則として小児外科学講座に所属して頂きます。早期に外科学会専門医、小児外科専門医を取得できる様、個々にプログラムを作成します。このため、4年目以降に外科学会専門医取得のため、他の外科を研修して頂くこともあります。
初めの2年間は当科の小児外科専門医のもと、マンツーマンで小児外科診療、検査、治療(手術を含め)を研修して頂きます。


【当科での研修医の週間スケジュール】
  月曜日 火曜日 水曜日 木曜日 金曜日 土曜日
午前 手術 教授外来 教授回診 手術 病棟   手術(第1、3)
病棟
午後 手術
カンファレンス
病棟 病棟
検査
手術
カンファレンス
病棟
検査
 

 給料としては定員外助教として24万4千円〜/月に加え、実地臨床研究の一環として協力病院での外勤が紹介され、収入となります。
 また、当院での6年間の研修後には乙種医学博士号を取得することを目標としております。


後期研修中、及び終了された先生方へ!スタッフ募集

私どもと一緒に小児外科医療および肝移植医療のスタッフとして仕事をしませんか?


 現在藤田保健衛生大学第一教育病院のスタッフは7名ですが、2011年4月から私どもの関連の坂文種報徳会病院へ小児外科指導医である冨重博一准教授(現病院教授)が赴任しました。また、厚生連海南病院、蒲郡市民病院、豊川市民病院、西尾市民病院、大同病院にて小児外科外来を開設し頑張っています。
 小児外科手術件数も増加し、内視鏡手術も増え、手術ロボットの小児への応用も考案しています。生体肝移植を通して、一般消化器外科、肝臓外科の知識、技術のさらなる修練も可能です。
 スタッフとして一緒に小児外科医として「病気のこども達を救う医療」に参加いただける方はお気軽に下記にご連絡下さい。ご自身のスキルアップのための短期間の受け入れや見学希望のみでも構いません。お待ちしています。


お問い合わせ先
藤田保健衛生大学医学部小児外科学講座
医局長:安井稔博
〒470-1192 愛知県豊明市沓掛町田楽ヶ窪1番地98
TEL:(0562)93-9247
FAX:(0562)93-1951
e-mail: fujitapedsurg@icloud.com


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